::: いたち草 :::
第3話
大男の失意
「そうね、ワタシ汗かいちゃったから……」
大男はあまりのショックに自分を見失いながらもシャワーを浴びに行った。いまのうちに死体の調査だ! 元依頼主である被害者は50代の上品な白髪の男性だった。特に見覚えはない。たぶん死因は背後からのひと突きだろう。凶器は背中に突き刺さったまま……、「こ、これはッ!?」
私はつい、声に出して叫んだ
A.「穴アキ包丁だ!」
B.「恐怖の呪いのコワコワ血まみれナイフだ!」
C.「えッ、いたち草!?」
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