::: いたち草 :::
第9話
送り主
｢そうか､ﾀﾞﾝﾅ様は“ﾀﾞﾋﾞﾝｸﾞして人に見せれば呪いが解ける”という噂を信じて……｣
｢そう､そしてｱﾝﾀがいつも荷物を盗み見しているのを知っていた｡ﾀﾞﾋﾞﾝｸﾞしたﾋﾞﾃﾞｵを自分あてに送ればｱﾝﾀが見てくれるって筋書きさ｡ところが間に合わず､ご主人は……｣
｢そうだったのか｣
すべての謎が解けた｡事件は解決だ｡
｢よｰし､じゃあ､今日はﾊﾟｰｯとやろう！｣
と､舞い上がる私にｶﾞﾙｼｱは深刻な顔つきで言った｡
｢いや､まだ問題は残っている｣
！？ 私は……
A.｢ど〜んな､もんだいｯ！｣と､深刻なｶﾞﾙｼｱをちゃかした｡
B.｢問題といえば､最近ﾁﾝﾁﾝに痛みが……｣と､ｶﾞﾙｼｱを信じて悩みを打ち明けた｡
C. ｢我々がそのﾋﾞﾃﾞｵを見てしまったことか？｣と､当てにいった｡
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