::: いたち草 :::
第5話
私だけの秘密
「そんなバカなッ、ホラ、あそこだ!」
ガルシアはそう言うと前方の林を指した。そこにいたのはイタチではなく、ハエの大群だった。
「あれはハエだぞ」
「ハエ? イタチじゃないのか?」
トボケるガルシアに私は言った……
A.「あんたはアホか?」
B.「ハエかイタチか、100万円賭けよう!」
C.「たしかにその昔、この地方ではハエをイタチと呼んでいたかもしれない」
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