::: いたち草 :::
第16話
スミダガワ刑事という男
「……たしかによく握っていました」
ガルシアは主人を思い出し少しさびしそうだった。私は刑事に
「私たちも主人殺しを捜査していました」
と言った。
「ううむ……」
刑事は考え込んだ。
第十七話に続く
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