2008.09.06 05:00 PM
この前
漫画家の長尾謙一郎さんとお話しました。長尾さんは「おしゃれ手帖」とか「ギャラクシー銀座」とかすごいギャグマンガを描いてる人。
いやー、オモシロイ話だったなー。 ホントにギャグマンガに対する考えが深いというか、スルドイというか。 なんというか長尾さんや榎本さん、天久さんみたいな純文学ならぬ「純ギャグマンガ」ってのは 笑えるけれど、でもそれだけじゃないナニカがあるよね。 もっと笑えるもの、もっとヘンテコなものって突き詰めていくと どんどん思考が抽象的で純粋なものになっていって、 だんだん人間界のぬくもりとか余分なものが落ちて もうそこには観念のサーカスしか残らない。 でも、そこにはナニカこの時代のリアルを感じる、みたいな。 あーうまく言えない。 こういうギャグマンガはもうただのエンターティンメントでなくアートじゃないかと思うんだけど アートって言っちゃうとエラそーだったり権威だったりのイメージがあって、 どちらかというと対象をひっくり返したり軽く捉える笑いとは相性が悪いんだよね。 ありがたがってギャグマンガ読んでも面白くないものなー。 でもアートでも明和電気や会田誠さんなんて笑いの要素もあるよなー。 まぁ、マンガかアートかどう捉えるか、で価値が変わってくるのもヘンな話だけどね。 またいろいろお話聞きたいす。 この記事のトラックバックURL
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コメント
どちらも大ファンなのでとても二人の会話を聞きたいです!!
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