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2009.12.26 10:37 AM 投稿:by しりあがり寿
虚構に吸い込まれる私たち。

いやー、あんまり熱心じゃないんだけど、ボクもmixiでサンシャイン牧場とかやるんだよ。で、トウモロコシやら、リンゴやら植えて楽しんでるのだけど…



記録を見るとマイミクの人たちが来てくれて、水をやったり、害虫を駆除したりしてくれてるの。
で、そのやさしさというか、ちょっとした親切がなんだかすごくウレシイんだよねー。
けど、一方で「いいのかなー?」って疑問に思うこともある。
だってみんなのやさしさや親切が、現実にはありもしないにんじんの発育に使われるってなんかもったいなくない?
そのキモチやエネルギーをもっと現実に反映するカタチで使えないかなーみたいな。
でもそれってサンシャイン牧場だけじゃない。
マンガもゲームもテレビもみんな同じ、人の欲望やそれを達成しようとする努力が時間というカタチで虚構の中に吸いといられてゆく。
これって個人としては微々たるものでも、社会全体としてはヤバくないか、って気がする。
24時間のうち、2時間を虚構に注ぎ込んでる国と、5時間を虚構に注ぎ込んでる国を比べたら、現実の社会の変化に差が出そうだものなー。
虚構に向かった欲望や努力が、迂回してでもいいから、現実に戻ってくる、そんな回路ってできないのかなー?
サンシャイン牧場に使った手間が実際の作物を育てるような仕組み。
お金を間に入れたら可能なのかなー?
もうどっかにできてるのかな?
よくわからない。

マイミクのみなさん、こんなこと書いたけど、これからも水やり、虫とり、よろしくお願いしまーす(笑)

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